なぜ父の日は母の日より重要視されていないのか?その理由とは?
みなさんは父の日がいつかご存知でしょうか。
世間では母の日はCMやニュースなどでも特集が組まれるほど認知されていますが、反して父の日はそこまでメジャーではありません。
父の日がなんのために作られたのか。
そして父の日には子どもはどうあるのが望ましいのかを紹介します。
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1.父の日の由来とは?

6月の第3日曜日が父の日であることはみなさんもご存知だと思います。
ですが、父の日はアメリカが発祥だということはあまり有名ではありません。
歴史は遡り、1909年のことです。
ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性がおり、彼女は幼い頃に母親を亡くしました。
その後、戦争から戻った父親がたった一人で兄弟6人を大人になるまで育ててくれたことを讃えたいということが父の日ができた由来とされています。
父の日が6月に制定されているのは、父親の誕生日月である6月に礼拝をしてもらったことが発端です。
1909年6月19日に礼拝を行い、その日が第三日曜日でした。正式にカレンダー上で祝日と認められたのは1972年とかなり時間を要しました。
日本で父の日が認知されたのは1950年辺り、母の日と同様に世間的な行事として広まったのは1980年辺りからと、そこまで古い歴史ではありません。
2.父の日、母の日は経済効果も大きく異なる?

経済が大きく動く日と言われている母の日。
プレゼントの購入が一気に高まるため、経済効果が働きます。
父の日でも同様ですが規模が少し変わってきます。
母の日は約2300億円、父の日が約1800億円の経済効果との調査結果も出ています。
プレゼントで多いのは花やケーキです。
花がよく売れる理由も全ては母の日、父の日の発端の物語の中にあります。
母の日が制定された時に献花として捧げられたのがカーネーション、父の日が制定された時の献花がバラということで、その習わしに沿って花をプレゼントするようになりました。
母の日、父の日には息子・娘が両親へ向けてプレゼントを贈るので、特に生花市場には多大な経済効果をもたらしています。
父の日の経済効果が母の日に及ばない理由の一つに、意識の問題があります。
「父の日をいつか知らない」「父より母に感謝している」と重要視していない人も少なからずいる中で、このように差が生まれてしまったのでしょう。
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3.母の日があったから、父の日はついでに作られた?

父の日と母の日。
今となってはどちらとも有名な日になっていますが、実は母の日は父の日ができるよりもずっと前から存在しています。
冒頭でも紹介したソノラが「母親へ感謝をするための母の日はあるのに、どうして同じ親である父親への感謝を伝える父の日がないのか」と牧師協会訴えたことがきっかけでした。
話は少し遡り、フィラデルフィア州のアンナという女性が1905年5月愛していた母親を亡くしました。
アンナは母親へ感謝の意味を込めて1907年に母の日を制定するための活動を始めました。
そして母親が亡くなった5月の第2日曜日に教会で母の日の行事を開催しました。
父の日が制定されたのはついででも仕方なしでもなかったのです。
昔の人々が両親への感謝の気持ちを表すために人々に呼びかけて、年に1回でも親へ「育ててくれて」ありがとうと感謝の意を伝える日として制定されたのです。
父の日が後に制定されたのは発起人が現れるタイミングが違っただけで、真にある気持ちはいずれも「感謝」なのです。
父の日に名入れボールペンのプレゼントは
いかがでしょうか。
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4.子供として父の日にすべき事

父の日の発祥を紹介しましたが、この日は父親へ感謝をする日です。
強制的ではないので必ず感謝しろというわけではありません。
家庭によっては父親が不在がちであまり仲がよくなかったり、亡くなってしまった、離婚してしまったなど何かと理由があるので一概には言えませんが、あなたが存在しているということは必ずどこかに父親の存在があるのです。
家で共に過ごす時間は母親の方が長いから母親にだけ感謝する。というのも人それぞれなので自由です。
しかし父親がいないと私たちはどうやって育ってきたのでしょうか?
母親が長く家で家事をしてくれている間、父親は私たち家族のために働いてくれています。
共働きの場合はそれに限りませんが、父親は目に見えなくても家庭を支えてくれているのです。
父の日には、実態が見えていなくても構わないので父親が元気で側に居てくれることに感謝をしましょう。
何をしたから、何をくれたから、などそういうことではないもっと深いところにある「存在」に感謝するべきではないでしょうか。
5.まとめ

父の日が母の日より重要視されていないのは、世間が「父の日」自体へあまり興味を示していないというのが大きな原因です。
ですが、父の日も母の日も両親に感謝をするという意味では何も違うところはありません。
それぞれの日が制定された理由がわかれば、今年の父の日、母の日はまた違った形で感謝をしめせるのではないでしょうか。
父の日だから、母の日だからということよりも毎日生きてくれていてありがとうという気持ちを両親に伝えることが一番の親孝行ではないでしょうか。